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高齢者や障害者に優しいバリアフリー住宅とは

2021.09.01

 

バリアフリー住宅と一口に言っても様々な種類があります。段差やスロープなど、家のなかで出来るバリアフリーの解消や、バリアフリーリフォームをする際のおすすめの場所を説明します。

バリアフリー住宅とは、障害者や高齢者が生活を送る上で、支障となる障害物を取り除き、生活しやすいような設備やシステムを備えた住宅のことです。

対象者が安心安全に暮らす事できる、また、介助者が介護をしやすい環境を備えた住宅のことを言います。

バリアフリー住宅の基準

自宅の中は安全であると思われがちですが、それは健常者が生活する上での話です。

障害者の方や高齢者の方にとっても、同じようにそうであるとは限りません。

家庭内での不慮の事故による死亡者は多く、2015年の総務省調べによると交通事故死を2倍も上回っています。

不慮の事故死の中でも特に多いのが、溺死や転倒転落の事故死です。

このような事故を未然に防ぐためには、浴槽や浴室内、廊下等に手すりを取り付ける他、廊下を滑りにくくする、段差をなくす等を家庭内に施す事が必要になってきます。

 

玄関のバリアフリー

段差をなくす

段差をなくすことで、車いす等の出入りが楽になり、介助者の負担が減ります。

車いすだけでなく杖を付いた方などの出入りのためにも、段差のない玄関づくりは必須です。

スロープを設置する

スロープを設置する事で段差がなくなるので転倒の危険性が減ります。

天候によっては地面が濡れる事もあるので転倒事故を招かないようスロープの素材には気をつけるようにしましょう。

 

トイレのバリアフリー

寝室の近くに設置する

寝室から遠いと夜中のトイレが億劫になったり、寒い時期だとヒートショックの心配も出てきたりします。

トイレは寝室近くに設置するようにしましょう。

外から鍵を開けられるようにする

要介護者がトイレの中で倒れてしまう場合もあります。

そのような場合にもすぐに対応できるよう、外から鍵を開けられるようにするリフォームをしておくと安心出来ます。

 

車いすは、身体の機能障害により、歩行困難な方の移動に使用する福祉器具です。車いすのサイズは微妙な違いはありますが、図のように、幅は62cm程度です。通路幅は最低でも90cmとし、動きやすいようにしましょう。また、補助する人が車いすの脇に立つことも考えて、移動できる通路幅は余裕を見て、120cm(1.2m)以上を確保できるのが理想です。


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