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いまさら聞けないリフォームとリノベーションの違い

2022.03.30

いまさら聞けないリフォームとリノベーションの違い

リフォーム工事という言葉結構古いような気がします。私が社会人になったのが50年前ですから、その時にはすでにリフォーム工事という言葉を使った記憶があります。もしこのリフォームという言葉を使わない場合は、修繕とか改造とか改築とかいう言葉で表していました。リノベーションという言葉を耳にしたのは25年くらい前です。賃貸マンション一部屋のリニューアル工事の見積もり依頼を受けたときにリノベーションという言葉を聞いた記憶があります。とても新鮮でこれから建築業界でこの言葉が進んで使われるのだなと感じました。

感覚的には小規模改造がリフォームで間取りの変更や意図を持った改築などをリノベーションと呼んでいるように感じます。そこで考えつくのが全部屋のクロスの張替えはどちらに分類されるのでしょうか。私でしたらそれはリフォームと呼ばれる方に分類されると思います。バリアフリー化や間取りの変更など意図的に建物の要素の大規模に改善する場合に、リノベーションと位置づけられているように思われます。

リフォームとリノベーションは全く別物だということになります。ある企業では盛んと家一軒丸ごと改修工事することを専門にされて、盛んに宣伝しています。冷静に考えて、基礎と木柱屋根残しで、改修するのであれば、新築した方が、数段いいものが安くできると思うのですが、人それぞれに考えがあるかと思いますので、これ以上は突っ込みませんが……。

私はこれまで新築を中心に活動してきましたが、リノベーションのメリットは何か考えまして、どうでしょうやはり建て替えるより安上がりで済むからではないでしょうか。よほど既存の家がいい材料を随所に使った凝った造りの家でない限り、丸ごとリノベーションではなく改めて新築する道をお勧めします。

リフォーム工事に携わる人間がこんなふうにいうのも変ですが、家全体の三分の二くらいの規模まででしょうリノベーションするメリット感があるのは。そこで上手な費用がかからなく味のあるリノベーションのしかたをご紹介します。

築30年ともなりますと、必ず一部屋か二部屋和室があるかと思います。洋室にリノベーションするときに単純に木柱の上にボードを張って大壁にするのではなく、木柱あるいは梁なども表しにして、塗装仕上げしてアジアンテーストな雰囲気にしてみてはいかがでしょう。柱は多少傷があってもあまり気にしなくていいと思います。床は無垢のフローリングでしあげれば一層雰囲気が出るかと思います。

 

あらためてこのようなつくりにする方は少ないかと思います。リノベーションだからこそ出来る、楽しめるやり方です。実際やられたお客様がいて、好評をいただき、現場見学会開催で何人か同じ仕様でリノベーションというお客様出てきました。こんな手法が既存の建物を生かすリノベーションです。

最近は古民家で使われている古木が人気を集めていて、解体後の古木は中々手に入らないらしい。しかしリノ―ベーション時にすでにありますので古木が自分の家に。まして築40年くらい経ったお宅では小屋裏を覗くと丸太の大梁を使っていたりしますので、そのまま表しにして生かす方法があります。このような発想でリノベーションを考えますと、新築ではなくリノベーションだからこそ可能な空間が楽しめるのではないでしょうか。


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